ノンコメドジェニックって何?
ノンコメドジェニックって何?
「ノンコメドジェニック」や「ノンコメドジェニックテスト済」と化粧品やスキンケア用品のパッケージに書いてあるのを目にしたことがあると思います。
なんとなくニキビが治るイメージがあるけれど、実際どんなものなのかわからずに使っている方も多いと思います。
きちんとノンコメドジェニックについて理解し、うまく普段のスキンケアやメイクに取り入れましょう。
■目次
ノンコメドジェニックって?
パッケージに「ノンコメドジェニック」って書いてあるとなんとなくニキビが治るような気もしてしまいますが、
実際は、「使用してもコメドができにくい商品ですよ」、「コメドができやすい成分は入っていませんよ」というものなのです。
ノンコメドジェニックの商品を使ったからニキビが治るというわけではありません。
ノンコメドジェニックになる基準ってあるの?
現在のところ一定の基準はありません。化粧品製造販売業者の判断でパッケージ等に記載されています。
テストってどんなことをしているの?
比較的皮脂腺の多いヒトの背中を利用して試験サンプルを複数回繰り返し塗布し、 最終的に組織学的な検査を行いコメドが形成されているかどうかを確認するテストをしています。
塗布する回数や対象被験者は化粧品製造販売業者によって違うようです。
テスト関しても一定の基準はありません。
ノンコメドジェニック商品を買うときに気をつけるポイントは?
商品の注意書きに「※すべての方にコメドができないわけではありません」と書いているのを見た記憶がある方もいらっしゃるかもしれません。
テストをクリアしていても肌質や体調などによってコメドができてしまう可能性もあります。
自分の肌に直接つけるものなのできちんと成分などを確認してから購入したいですよね。
今までアレルギーがでた成分が入っていたり、肌に合わない成分が入っているものがあるかもしれません。
また、大人ニキビ世代は思春期ニキビ用のノンコメドジェニック商品を使用すると皮脂を取りすぎてしまう可能性があるので保湿力重視のものを選びましょう。
使ってみてからでないとわからないこともありますが、今まで合わなかった成分が入っているものに関しては購入の時点で避けたほうが良いです。
ノンコメドジェニック以外のものは避けたほうが良い?
決してそのようなことはありません。
プチプラ化粧品やスキンケア用品だとノンコメドジェニックテストをすると商品代が上がってしまうのでわざとテストをしていないものもあります。
テストはあくまでの一つの目安なので自分の肌に合うものであればノンコメドジェニック以外の商品でも使って構いません。
コメドができやすい成分ってあるの?
一般的に以下の成分はコメドができやすいと言われています。
成分表に記載されているようであれば避けたほうが良いかもしれません。
アマ種子エキス/イソステアリン酸イソプロピル/オリーブ油/オレイン酸/オレイン酸デシル/オレイン酸メチル/カカオ/キサンテン/牛脂脂肪酸カリウム/牛脂脂肪酸ナトリウム/コールタール/コーン油/ステアリン酸オクチル/ステアリン酸ブチル/ネオペンタン酸イソステアリル/パルミチン酸を含む成分/プロピオン酸PG-2ミリスチル/プロピオン酸ミリスチル/ラウリルアルコール/ラネスを含む成分/ラノリン/ラノリンアルコール
ニキビケア(アクネケア)商品とは違うの?
一般的にはニキビケア(アクネケア)商品は既にできているニキビに対して使ったり、効果がある商品を指すことが多いようです。
炎症を抑える成分が入っていたり、アクネ菌を殺菌するサリチル酸が入っていることが多く、
抗ニキビ作用のあるピオニンという成分が入ると「医薬部外品」扱いになります。
「できてしまったニキビにはニキビケア(アクネケア)」「ニキビを作らないためのノンコメドジェニック」のように使い分けが出来ると良いかもしれません。
まとめ
ノンコメドジェニック商品はコメドができにくいというもので、ニキビが治るというものではありません。
毎日使うファンデーションなど毛穴が詰まりの原因になる化粧品などから取り入れて見るのも良いと思います。
ノンコメドジェニックは一つの参考値として自分に合う化粧品、スキンケア商品をみつけましょう。